![みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)]()
英語を学んでいる方の間ではもはや定番と言ってよい、音読パッケージ
シリーズ。
比較的楽に読み解ける英文を、聞き、理解し、音読することを繰り返すことで、「英語体質」を身に付けることができます。
このシリーズは、左の「みるみる」を初級として、⇒「ぐんぐん(中級)」⇒「もっともっと(上級)」と進んでいくのですが、これらをこなした後は、他の教材を探したくなってきます。
似たような書籍はいくつか出版されているので、それを購入しても良いのですが、書籍の中でも述べられているように、慣れてきたら、大量のリスニングを行い、その一部を音読パッケージすることがオススメされているので、できれば大量の素材を無料でGetできないかなーと思っていました。
で、ネットでそれを見つけるべく、探したのですが、なかなか適当なサイトがありません。
「適当な」というのは、音読パッケージ用の素材に必要な次の2つの条件を満たしつつ、興味ある分野の記事で(聞いていて楽しいのが一番続けやすい!)、スピードや聞きやすさも自分に合っている(私は、イギリス英語とアメリカ英語をごちゃ混ぜにきいてトレーニングできるほど実力がないので。。)ということです。
素材に必要なモノって?
・音声ファイル・・・リスニングのための音声ファイルです。ニュースサイトは数多くありますが、通勤、通学中や空いた時間に何度も繰り返して聞くには、ストリーム形式ではなく、音声ファイルの形式にして、iPhoneなどのスマホに入れておくと便利です。
・英文スクリプト・・・リスニングする音声の英文(字幕)です。音読パッケージではただ単に聞き流すのではなく、聞き取れたかどうかをきちんと確認しながら進めるため、音声に対応する全英文のスクリプトが欲しいところです。
さて、素材としては上記の2つが欲しいところですが、条件にぴったり合うものがなかったので、自分で作成することにしました。このやり方で自分なりに素材を作成出来れば、あとは無限に作成も可能になります。
音読パッケージ素材の作り方
では、私の音読パッケージ素材の作り方を書いていきます。
まず、適当なサイトを見つけます。サイトは、
①パソコンで音声が聞けること。
②その音声の英文が掲載されていること。
が条件です。音声に対する英文があれば何でもいいので、Youtube等、アップロードされている動画で、字幕のあるものでも構いません。
①の「パソコンで音声が聞ける」というのは重要です。というのも、パソコンで再生させた音声をそのまま録音して音声ファイルを作るためです。
以下では、英文のネット記事の原文をネイティブなナレーターが朗読してくれるサイト、「UMANO」を例に説明します。
まず、サイトの音声をWindowsで録音するための設定を行います。この作業が、今回の方法の中で最大かつ最重要な山場です。
というのも、最近のWindows7やWindows8では、録音のためのドライバが用意されていないことが多いので、「録音」という作業に苦労することが多々有ります。私も結構苦労したので、その顛末を残しておこうかと。
録音に使用するソフト
録音に使用できるフリーソフトにはいろいろありますが、有名で使いやすいものとして、私は「Audacity」を使っています。
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インストールはサイトからダウンロードしてきてダブルクリックです。
起動後、上図の赤枠の箇所で、「スピーカー」に音のなっているデバイスを、マイクに録音の入力デバイスを指定します。
録音のためのPCの設定
一般的には「コントロールパネル」⇒「サウンド」のプロパティを開いて
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「無効なデバイスの表示」にチェックを入れ、「ステレオミキサー」が表示されるのであれば、それを録音の入力として使用すれば問題なく録音可能です。
![無効になっている録音デバイスを有効化]()
しかし、前述したように、最近のノートPCにはステレオミキサーが無いことが多く、私のPCにもありませんでした。そのような場合は、仮想的なサウンド・ドライバをインストールし、それをスピーカーとマイクに指定することになります。なかなか無料の仮想サウンド・ドライバを見つけられませんでしたが、「AV Voice Changer Software」というのが使えました。シェアウェアですがサウンド・ドライバ部分は(現在のところ)試用期間が終わってもそのまま使用できるようです。
インストールは、本体のソフト(声をチェンジできるソフトです。結構興味ありますね。おもしろい。。)のインストール終了後、ドライバのインストールもするかを聞かれますので、同意して、インストールします。
インストール後「コントロールパネル」⇒「サウンド」を開くと以下のようになっています。
「再生」タブ
スピーカー Avnex Virtual Audio Device が増えている。
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「録音」タブ
マイク Avnex Virtual Audio Device が増えている。
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これで、録音の準備ができました。「Audacity」のスピーカーにそれぞれスピーカーとマイクのAvnex Virtual Audio Deviceを指定します。また、録音の直前にはそれぞれのデバイスを上図の赤枠の設定のように「既定のデバイスとして設定」しておきます。
この設定により、「UMANO」や「Youtube」のサウンドが
「スピーカー Avnex Virtual Audio Device」で、再生され、「マイク Avnex Virtual Audio Device」を経由して録音されることになります。
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用意が整ったら、Audacityの録音ボタンを押した後、UMANOなど、録音させたい対象の再生を行います。音が鳴らなかったら、成功です。※スピーカーで鳴る音が仮想デバイスに流れているので。
きちんと再生が行われ、録音されているかは、Audacityの波形が刻々と変わるので確認できると思います。
※音われするような場合は、スピーカー側の音量を小さめに設定してください。
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再生と同時に音も聞くには
「猿ちぃ04」などのルーティングソフトが使えます。仮想ドライバに流れた音を、PCのスピーカーにリアルタイムでルーティングしてあげれば、録音しながら音も聞けるというわけですね。
そのため、
INに「マイク Avnex Virtual Audio Device」
↓
OUTに通常使っているスピーカー
を指定して、INからOUTに音を流します。「Start」ボタンを押すのを忘れずに。
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素材にまとめる
少し長くなりましたが、こうやってAudacityで録音したものを、ファイルとして保存します。記事原文はUMANOのページからリンクされているので、そのリンク先のサイトに行けば、コピーできますね。
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なんだか、PC上で再生した音を録音する方法とした方が良かったような。。。